醒井さんぽ
中山道61番目の宿場して栄えたまち、醒井へ行ってきた。清らかな湧き水を水源とする地蔵川に沿って古い町並みが現在も残っている。地名は「醒井」なのに、JR東海の駅名が「醒ヶ井」なのはなんでだろう?JR西日本の「三ノ宮」みたいに読みやすいようにだろうか?
ヴォーリズ建築の醒井郵便局。現在は資料館として利用されている。コロナ禍だから中には入らなかった。
ヤマキ醤油では、しょうゆソフトクリームを食べた。ソフトクリームに醤油がかかっているのだけど、醤油というよりはみたらしだんごのタレみたいだった。みたらしだんごのタレは醤油からできてるから当然か。あと、しょうゆプリンが気になった。来年食べよう。
醒井で有名なのが、5月中旬から8月下旬にかけて、地蔵川に咲く水藻の「梅花藻」だ。梅花藻の生育適温は15℃で清流でしか育たず、生育場所が限られている。地蔵川の水はひんやりと冷たく、透きとおっていて、川の水でスイカを冷やしている光景も見られた。
須磨浦山上遊園
6月の某平日に須磨浦山上遊園に行ってきた。
三宮駅から山陽電鉄須磨浦公園駅までは約30分。北には六甲の山々、南には穏やかな瀬戸内海が広がっていて、車窓風景が絶景だ。
まずはロープーウェイで鉢伏山(標高246m)山頂まで3分間の空中散歩。
登った先には、東部展望台とカーレーター。
カーレーターとは「カー」(車)とエスカレーターの「レーター」を合わせた造語。斜距離91m、25度の急勾配を雨風の心配なく座ったまま上る施設として、昭和41年3月18日に営業を開始。かつては、びわ湖バレイにも存在したが、維持費がかさむことから、現存するのは須磨浦山上遊園のみ。
評判の乗り心地の悪さを維持管理しているという。乗車直後と降車直前はガッタガッタ揺れる。坂を登っている間はそこまで揺れない。
登った先には須磨浦展望閣がある。2Fは昭和のゲーム機が現役なゲームコーナー、3Fは回転喫茶コスモス、屋上は展望台になっている。
須磨浦展望3Fにある回転喫茶「まわる喫茶室コスモス」は45分で床が1周する。店内BGMは昭和歌謡。神戸の風景を360°眺めながら、のんびりとした時間が過ごせる。維持は大変だろうけど、ずっと回り続けて欲しい。
そして屋上展望台へ。開放感から、雄叫びを上げながらぐるぐる走り回ってしまった。不審者である。しかし、独りで来たし、他に誰も客がいないので大丈夫。
神戸の街と瀬戸内海、行き交う船、淡路島、明石海峡大橋......、眺めているだけで飽きない!
神戸を見渡す絶景と園内のレトロさに須磨浦山上遊園のファンになってしまった。遠方に住んでいるのでなかなか行けないのが悔しい。
私鉄系遊園地を取り巻く環境は厳しいと思うが、いつまでも続いてほしい